利尻島の旅
          2005.8.13-14


2日目


 朝起きてテントの外へ出てみると、ど〜んよりしていた。肌寒い。
  朝食には買っておいたトムヤムヌードルを・・・これが失敗。おいしいが、辛すぎて朝からこの辛さはつらい。
  素早くパッキングをして 7:40に出発。
  フェリーの時間が午後4時頃だったので、それに遅れてはいけないと思い。
  何しろ自転車だから何があるかわからない。
  自分の体力次第では時間に到着できない場合もあるだろうから。
  
  涼しいせいか皆のこぐ足取りも軽い。
  海は灰色だけれど気分は悪くない。どこまでも果てしなく続く海、それから水平線。
  列になって走るわたしたち〜!

 
 

湧き水を汲んで飲み水にしたり、
熊寝の岩や人面岩を見物したり、
やはりその後もどんどんこぐ。今度はアップダウンも少なくて、
あっという間に10kmを走ってしまう。






 
 AM9:00頃、沓形の温泉で足湯につかる。
  茶色くてぬるくて気持ちがいい。がんばってこいできた足と体が癒される。
  足湯の床面に石がうめこまれていて、踏むと適度な刺激に。踏んで歩くのがたまらない。
  皆さっそくビールを飲んでました。 小一時間ほどまったり。
 

 
 足湯からはまたサイクリングロードを出発地点まで走る。

 
 
 サイクリングロードの途中に、カモメエリアが!
 何百匹のカモメの巣地帯なのか?休憩場所なのか、とにかくロードの上でカモメが休んでいる。
 近づくと飛び立つのだが、道は大量のふんで水玉模様状態だし、カモメにぶつかりそうだし!
 だけれど、こんな状況になることがまずないので、なんだかおかしくて笑いが止まらなかったのでした。
 
 利尻山は曇っていて全く見えなかったけれど、
 草原の中のまっすぐな道、海へ向かっていくような道をぐいぐいと走るのは気持ちがいい。
 途中に「日本最北端サイクリングロード」の看板もあり。
 午前11:30頃、出発地点に到着!
  おめでとー、やったー!
  皆で走ったから楽しくてあっという間・・・のような錯覚におちいる。
  MTBだと道端や町の人が声をかけてくれるのが嬉しかったし、バイク同士の挨拶もあったり、
  そういうちょこっとした触れ合いも和んだ。
  ただ通り過ぎるだけじゃなくて、いろんなモノを見れたのも良かった。
 

 蚊にさされまくりの足を、利尻温泉でいやす。露天風呂に昆布がつかっていた・・・
 なのでお湯はダシのようなにおいに、自分たちが煮物になった気分!?

 温泉でさっぱりした後は、フェリーターミナル前の食堂へウニ丼を食べに!
  今回の北海道の旅の目的の一つに「ウニ丼を食べる」があったので、期待高まる。
  獲れたてだろうし、おいしいはず!

 
  バフンウニ丼3000円!
  これを食べました! あま〜〜〜くて最高です。多分、ウニを食べたのは北海道へ来て初めて。
  ムラサキウニよりも黄色みが強いらしい。 ほんと、とろけます。
  だいすけさんに、イクラ丼ももらったけれど、こちらもかなり美味しい・・・
  地元で食べてるイクラは一体なんなんだ!?という位味が全然違う。
  念願達成、利尻島までウニ丼をがまんしてよかったです(笑)

 
 
 

午後3:00過ぎて、利尻岳がようやく見えてきた。
  あの山のてっぺんに上ると、
  360度海なんだよね、感動的だろうなぁー
  いつか登るチャンスはあるだろうか。
  フェリーに乗り込み、稚内へ。 
  島の旅も終わり・・・ 
 

 稚内からはまた300km近くを走って札幌方面へ帰る。
  北海道メンバーとの別れも惜しみつつ・・・ 夜のサロベツ原野を走る。
  原野の終点あたりから、花火が見えた。100km/h近くで走っているにもかかわらず、
  その花火には近づかない・・・ おそるべし、北海道。
  どこかと思ったら、てしお川の港まつりでした。
  思わず車からおりて、花火観戦。すごく綺麗で感動。
  最後にこんな出会いもあって、ほんとうに楽しい旅になりました。

 
 


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